処理液の高濃縮・粉末化と溶媒回収をワンパスで実現
ハイエバオレーターは、加熱伝熱壁面に対してブレード(かき取り羽根)が非接触式の薄膜蒸発器でありながら処理液の濃縮から固形化まで出来る、薄膜蒸発濃縮粉末化装置です。
処理液又は廃液が、遠心力で薄膜化して加熱されることで瞬時に蒸発し、液分と溶質成分を粉末化分離します。
蒸発物はコンデンサーで冷却され、液として再回収します。
1991年に「第18回優秀公害防止装置」中小企業庁長官賞として表彰されました。
機能・特徴
・高濃縮ができ、粉末化まで濃縮可能
・濃縮率が高く、溶剤回収率が向上
・処理時間が短いので熱影響を受けにくい
・濃縮機、乾燥機の2役を一台でこなす
・真空、低温の連続運転が可能
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ハイエバオレーター
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ハイエバオレーターによる粉末化の事例
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ハイエバオレーターによる粉末化の事例
適用分野
ハイエバオレーターは、産業廃液処理、溶剤回収や再利用、食品の濃縮プロセスなど幅広い分野で使用されています。
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工場廃液処理
・染色用廃液の残渣・染料・糊分離
・排ガス洗浄液からの塩類の分離及び回収
・有価重金属または有価物の濃縮粉末回収
・活泥残渣の高濃縮減容化
・原子力放射性廃液、有機廃液の原料濃縮 -
高濃度食品廃液処理
・大豆煮汁の廃液濃縮、有効成分の粉末化
・焼酎粕
・塩分含有廃水 -
溶剤回収
・塗装用洗浄廃液より溶剤回収
・合成繊維原料よりDMF/MMAの分離
・樹脂・ポリマー廃液からの溶剤/ポリマー分離
・PCB処理装置の最終工程
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製品紹介ムービー
ハイエバオレーターのことを分かりやすく説明しているアニメ動画です。
画面をクリックすると再生します。